マテリアリティ(重要課題)
イオンディライトグループは、本業を通じて社会課題の解決に貢献し、企業価値向上に繋げるESG経営を推進していきます。中でも重点的に取り組むべき事項として、12のマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
経営理念、および「イオンディライト ビジョン2025」で掲げる3つの社会課題、「安全・安心」「人手不足」「環境」と、それを支える「テクノロジーの活用」、「ガバナンス」の5つの領域において、課題解決に向けグループを挙げて取り組んでいきます。
また、マテリアリティへの取り組みを通じて、SDGsの達成にも貢献していきます。
イオンディライトの12のマテリアリティ
5領域 | 12のマテリアリティ | 当社グループにとっての 機会 |
当社グループにとっての リスク |
関連する SDGs |
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安全・安心 | 安全な生活環境の提供 | 災害やインフラの機能停止に強い施設・設備に対するニーズの高まり 国内外における高品質なサービスへの需要の高まり |
災害発生時やインフラの機能停止による事業継続の困難 | ![]() |
衛生的・健康的な生活環境の提供 | 衛生的・健康的な生活環境へのニーズの高まり | 感染症の影響を防止できない場合の企業イメージダウン シニア人材活用促進に伴う健康リスクの高まり |
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5領域 | 12のマテリアリティ | 当社グループにとっての 機会 |
当社グループにとっての リスク |
関連する SDGs |
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人手不足 | 人手不足解消 | 多様な人材採用の促進 生産性向上、業務効率化に対するニーズの高まり |
人材不足による契約不履行や機会損失のリスク | ![]() |
適材適所による生産性向上 | グループ経営やパートナー企業との関係性強化によるイオンディライト経済圏の拡大 | 人材の教育不足によるサービス品質低下のリスク | ![]() ![]() |
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ダイバーシティとインクルーシブの推進 | 多様な人材確保による品質・生産性の向上 女性の社会進出によるサービスニーズの拡大 |
人材不足による契約不履行や機会損失のリスク コミュニケーション力・多文化理解不足による企業力の低下 |
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マルチステークホルダーへの対応促進 | 地域社会やパートナー企業、関係省庁との関係性強化による新たなサービスの開発 | 関係会社、パートナー企業を含めたコンプライアンス違反のリスク 進出国でのカントリーリスク(政治・経済・社会環境の変化)への対応不足により理解・信用を得られないリスク |
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適正な労務管理 | 従業員の疾患率低減、快適な労働環境提供による生産性・働きがいの向上 | 適正な労務管理の未徹底により人材確保が困難になるリスク 従業員の勤務中の事故リスクやメンタルヘルスリスク |
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5領域 | 12のマテリアリティ | 当社グループにとっての 機会 |
当社グループにとっての リスク |
関連する SDGs |
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環境 | 気候変動・地球温暖化対策 | 省エネ・再生可能エネルギー利用に対するニーズの高まり | 環境対応やエネルギー価格の高騰によるコスト負担増加 | ![]() ![]() ![]() |
自然保護・環境負荷低減 | 環境に配慮した商品・サービスへのニーズの高まり | 汚水被害やプラスチックごみ増加による企業イメージ・ブランド力の低下 廃棄物関連法令などの規制強化 |
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5領域 | 12のマテリアリティ | 当社グループにとっての 機会 |
当社グループにとっての リスク |
関連する SDGs |
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テクノロジー の活用 |
テクノロジーの活用 | IoT、センサー、AIなどを活用した DXによる生産性の向上、業務効率化や新たなサービスの開発 | DXの遅れによるサービス品質低下とシェアの縮小 情報漏洩のリスク |
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情報化社会のリスクへの対応 | 施設の情報セキュリティ強化へのニーズの高まり | オペレーション停止や情報漏洩に繋がるサイバー攻撃のリスク | ![]() |
5領域 | 12のマテリアリティ | 当社グループにとっての 機会 |
当社グループにとっての リスク |
関連する SDGs |
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ガバナンス | グループガバナンスの強化 | ガバナンス強化による、問題の早期発見・解決によるコストの抑制 | ガバナンス体制の不備による企業活動への悪影響、社会的評価の低下 進出先国のカントリーリスク(政治・経済・社会環境の変化)への対応ができず業績が棄損するリスク |
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マテリアリティの特定プロセス
- STEP 1社会課題の検討と抽出
- SDGs、FTSE、Global Risks Reportなどを参照し、将来のメガトレンドを踏まえた環境・社会・経済面での課題をもとに、275の課題を選定。特に当社グループに関連性の高い分野として59項目の課題を抽出。
- STEP 2課題に対する重要度を評価
- 59項目の課題に対しマテリアリティ分析を実施。関係者ヒアリングを基に各事業・グループ全社におけるリスクと機会を5つの側面から評価。またステークホルダーにとってのリスクと機会の重要度を3段階で評価。
- STEP 3マテリアリティ・マトリックスの作成
- 重要度の高い課題をステークホルダーの重要度、当社グループの重要度の二軸でマトリックスを作成
- STEP 4トップマネジメントによる議論・特定
- 経営会議および「ESG/KPI検討会議」において経営陣が審議、承認
- STEP 5マテリアリティのKPI策定
- 12のマテリアリティに基づく2030年までの目標を策定

サステナビリティ目標
マテリアリティ | 2030年目標 | |
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安全・安心 |
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安全・安心のサービス提供拡大
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人手不足 |
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人手不足解消による事業継続性の向上
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環境 |
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環境配慮型ビジネスの拡大
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マテリアリティ | 上記の活動を支えるための取り組み | |
テクノロジーの活用 |
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最新テクノロジーの活用による新たなサービスの研究開発
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ガバナンス |
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国内外における強固なグループガバナンス体制の構築
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